ハワイで観光を楽しむには、移動方法を考えておかなくてはなりません。レンタカーを借りることもできますが、人数が少ない場合は交通費が割高になってしまうので、なるべく交通費を抑えられるよう、公共交通機関を利用するようにしたいですよね。 ハワイは電車がないため、公共の乗り物を利用する場合はバスになります。英語が話せないと行き先を間違えそうで不安になりますが、一度利用してみると、誰でも簡単に乗れることが分かります。 今回はハワイの公共路線バスのザ・バスについて、ご紹介します。
バスの料金
ザ・バスはホノルルの公共交通機関で、オアフ島の100以上の路線を走るバスです。ハワイらしいレインボーカラーのバスと、アースカラーのバスが走っています。 ハワイの貴重な移動手段となっており、毎日20万以上の人が利用しています。ザ・バスはワイキキとアラモアナショッピングセンターを基点に走行しており、オアフ島内であればどこでも低料金で行くことができます。
ザ・バスの料金はその都度利用料金を支払う都度払いと、一日のみ乗り放題になるワンデーパス、購入した月がまるまる乗り放題になるマンスリーパス、購入した当年の間利用できるアニュアルパスなど、さまざまな乗り方があります。
都度払いの片道料金は、65歳以上のシニアが1ドル、18歳以上の大人が2.75ドル、6歳から17歳までのユースが1.25ドル、5歳以下の幼児は大人1人につき1名まで無料となっています。幼児2人の場合はユース1人分と同じ料金になります。 ワンデーパスは購入した当日中は何度でも乗降することが可能です。購入日の午前0時から翌朝2:59まで乗り放題となるので、最大27時間乗降することができます。 料金は大人が5.5ドルでシニアは2ドル、ユースが2.5ドルで幼児は1人まで無料です。片道料金とワンデーパスは車内でドライバーから購入します。
マンスリーパスの料金は大人が70ドル、ユースが35ドルです。マンスリーパスは車内で購入することができません。フードランドやタイムズスーパーマーケット、セブンイレブンやアラモアナセンター内のサテライトシティホール、ハワイ大学のキャンパスセンターやカリヒトランジットセンター内にあるザ・バスのパスオフィスなどで購入することが可能です。 マンスリーパスは購入してから1カ月利用できるのではなく、購入した当月のみ利用できるパスです。1日に購入すればまるまる1カ月乗り放題となりますが、月の途中の場合、利用できる日数が減ってしまいます。 年間乗り放題となるアニュアルパスは、大人が770ドル、ユースが385ドルです。こちらもマンスリーパスと同じで、購入した日から1年間有効なのではなく、1月1日から12月31日まで有効となります。そのため、途中で購入すると利用できる日数が減ります。アニュアルパスはザ・バスのパスオフィスで購入することができます。
ザ・バスでパスを購入する場合、クレジットカードや電子マネーを利用することができませんので、必ず現金を用意しておきましょう。フードランドやセブンイレブンなどで購入する場合も同様です。また、片道料金とワンデーパスはお釣りが出ませんので、必ず料金がちょうどになるようにしておきましょう。 シニアの場合、マンスリーパスやアニュアルパスを購入する場合、まずシニアカードを申請する必要があります。シニアカードは65歳以上の人が購入できるカードで、有効期限は4年間です。 ザ・バスのパスオフィスにパスポートを持参して申請すれば、発行してもらえます。料金は10ドルです。
マンスリーパスやアニュアルパスを購入する場合、パスオフィスに行かなければならないので、シニアカードを申請するときに同時に購入すると良いでしょう。 マンスリーパスやアニュアルパスを購入するとステッカーが発行されますので、それをシニアカードに貼り付けて利用します。マンスリーパスは6ドルで、アニュアルパスは35ドルで購入できます。 ハワイでの移動はザ・バスがお得ですが、さらに安くすることが可能です。JCBのカードを持っていると、ピンクライン(ワイキキトロリー)を無料で利用することができますので、活用してみてください。
バスの乗り方
ザ・バスに乗るには、まずバス停を探すことから始めます。黄色いバスマークが描かれたバス停がありますので、目的としているバス番号が記載されているかどうか確認しましょう。 ワイキキを歩いていると至るところにザ・バスのバス停を見かけますので、すぐに見つけることができるかと思いますが、郊外は電柱などに小さな看板を打ち付けているだけなので、少し見つけにくいかもしれません。 ワイキキのような都心部ではバス停の看板と屋根の付いたベンチ、ゴミ箱などが置いていますので、分かりやすいと思います。
バス停には停留所名や行き先、ルートなどは記載されていませんので、バスがきたら前面と乗降口の横に表示されているバス番号と行き先を確認して乗るようにしましょう。 バスに乗りたい場合は手を挙げて、意思表示をしましょう。バスが停車したら、前の乗降口から乗り込みます。降りる人がいる場合は先に譲り、あとから乗り込むようにします。
バスに乗るとドライバーの横に運賃箱がありますので、先に支払います。紙幣とコインは別々に投入しなくてはなりませんので、間違わないようにしましょう。お札マークとコインマークが貼り付けてありますので、すぐに分かるとは思います。 お釣りは出ませんので、必ず料金ちょうどのお金をあらかじめ用意しておきましょう。ワンデーパスを購入したい場合は、ドライバーに伝えなくてはなりません。 バスの中は原則として飲食禁止になっていますので、気をつけましょう。また、ドライバーにチップを支払う必要もありません。
バスの降り方
バスの中には前方に電光掲示板がついていますので、降りたい停車場が近づいてきたらチェックするようにしましょう。アナウンスも同時に行われますが、ネイティブ英語なので聞き取れないことも考えられますので、必ず電光掲示板をチェックしましょう。 バス停の名前は道路名と近くの施設やビーチ、ホテル名だったり、または道路名と道路名を組み合わせていることもあります。郊外の場合は道路名と住所が表示されることもありますので、しっかり確認するようにしてください。 バスによっては電光掲示板もアナウンスも行わないこともありますので、事前にドライバーに行き先を伝えておくと、到着したときに教えてくれることもあります。
日本では降りたいバス停が近づいた場合、車内のボタンを押してしらせますが、ザ・バスは窓に張り巡らしているワイヤーを下に引くと、電光掲示板に停車の合図が出ます。バスの中にはボタンがついていることもありますので、その場合はボタンを押しても良いでしょう。 バス停に到着したら、前と後ろのどちらからでも降りることができます。前の扉から降りる場合、ドライバーが開閉を行ってくれますが、後ろの場合はドアの黄色いテープの部分に手を触れると、自動でドアが開きます。 古いタイプのバスは手動で開けなくてはなりませんが、ランプが緑色のときにしか開かないので、ランプがついていなければドライバーに開けてもらえるよう伝えなくてはなりません。
バスを利用するときに役立つアプリ
ザ・バスを利用する場合、時刻表や路線図を調べることができるアプリを利用するのがおすすめです。始発で出掛けたいときや、最終の時間を調べたいときなどに活用できます。 専用のスマホアプリのDa Bus2が提供されていますので、ハワイに行く前にダウンロードしておくと良いでしょう。
他にもGoogleMapsやTransitなどのアプリを使用すると、路線図や経路、所要時間やバス停の場所などを調べることができます。 初めて向かう場所の場合、現在地を教えてくれるアプリを使用したほうが間違いなく到着することができるでしょう。
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